年頭所感


大阪府消防防災協会
理事長 西野 正則



新年 開けましておめでとうございます。

 大阪電気設備協同組合員の皆様方におかれましては、健やかにご家族の皆さまともども令和2年の新春をお迎えになられましたことを心からお慶び申し上げます。

 昨年中は、一般財団法人大阪府消防防災協会の各種事業推進に温かいご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 皆様のおかげをもちまして当協会の各種事業につきましては、無事推移させて頂いたことに深く感謝申し上げます。

 当協会ごとで誠に僭越ではございますが、昨年は、理事の下野康徳氏が、日本消防設備安全センターを通じ「黄綬褒章」を、副理事長の橋詰源治氏が、経済産業省を通じ、「旭日双光章」を、評議員の根本和幸氏が「消防庁長官表彰」を受賞され、喜ばしい1年でありました。

 さて、災害面においては、横浜市の簡易宿泊所の火災を始め、甚大な死傷者を発生させた京都市伏見区のアニメーションスタジオの放火火災及び沖縄県那覇市の首里城の火災等
特異な火災を始め、多くの住宅関連火災等が発生し、尊い人命と貴重な財産が多数失われました。又、台風、局地的豪雨、地震等が多く発生し、多くの人的、物的被害がもたらされ、
一昨年に続き多くの火災を始め自然災害が猛威を振るった1年であり、改めて防火防災対策の重要性を認識させられた1年でありました。

 一方経済面においては、政府の経済政策による効果等により景気回復がなされ、今年は我々中小企業にも景気の回復がなされてくるものと思われたが、アメリカと中国との貿易
摩擦により、先行き不透明感がでてまいりましたが、2025年の大阪万博の開催が大阪経済の起爆剤になってくれることを期待しております。

 又、昨年は天皇陛下のご譲位により元号が改められ、令和の年となりました。 子年は十二支の中で最初の年で「新しい生命が種子の中にきざし始める時期」とか、「子孫繁栄」等々、新しい出発の年と言われております。

「一般財団法人大阪府消防防災協会」といたしましては、会員と力を併せてこの子年のいわれに恥じない様景気の動向に左右されず、消防防災用設備等の設置、維持管理の指導及び放火・防災管理者講習等を通じて「府民の皆様の生命、身体、財産を火災等の災害から守り、公共の福祉に寄与する」ことを目的とした協会の設立理念、基づき、本年も「安心と安全を提供できる協会」昨年に引き続き、次の3つを主要事業として、皆様の負託に応える所存です。

 その一つ目は、府民の皆様方の安心と安全の確保であります。

 二つ目は、消防用設備等の設置、維持管理等及び放火・防災管理体制等からの企業の安全確保であります。

 三つ目は、消防設備業界の地位向上と消防用設備等の設置等に従事する者の更なる資質の向上であります。

 大阪電気設備協同組合員の皆様方におかれましては、本年も引き続き当協会に温かいご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 結びに本年が大阪電気設備協同組合と組合員の皆さま方にとりまして、大いなる飛躍と繁栄の年でありますとともに、ご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。