大阪府知事 松井 一郎
昨年は、東日本大震災という未曽有の災害が発生し、多くの方がお亡くなりになりました。
そして、被災された方々は、年が明けましても、辛い状況の中、生活されていることと思います。
改めてお見舞い申し上げますとともに、一日も早く復興が進みますよう、また、日本が元気になり
ますよう、大阪ができることに全力で取り組んでいきたいと、年の初めにあたり、思いを新たにして
います。
私は、昨年11月、「大阪を変えてほしい」「大阪を再生させてほしい」と願う多くの府民の皆様の
ご支持をいただき、大阪府知事の重責を担わせていただくこととなりました。
知事として私がめざす大阪像は、府民が誇れる「強い大阪」、暮らしやすい「やさしい大阪」です。
現在、大阪経済や府民の暮らしは厳しい状況にあります。この現状に対する危機意識をしっかりと
共有した上で、まずは、大阪の成長を成し遂げる取り組みを進めます。将来にわたって府民に必要な
サービスを持続的に提供するためにも、府民の所得を上げ、税収を上げることが必要です。大阪と
いう都市が、日本やアジアの中で存在感を増し、ヒト・モノ・カネを引き寄せる「稼げる」都市として
発展し、その「稼ぎ」を、社会的に弱い立場の方々へのセーフティネットを築いていくことをはじめ、
府民の安心・安全のための基盤づくりに投入していく、こうしたサイクルを大阪で実現したいと考えて
おります。これには相当な努力と従来の枠を超えた大胆な発想やチャレンジが必要となりますが、
大阪の成長を成し遂げるべく懸命に取り組んでまいります。そして、誰もが安心して暮らせる大阪を
つくっていく。これが、私の考える大阪再生の道筋です。
景気低迷の影響により、引き続き、極めて厳しい財政状況の下での府政運営が予想されますが、
次世代に負担を先送りしないためにも、財政規律をしっかりと維持することが求められます。その
上で、「選択と集中」を通じて、限られた財源や人員等の重点化を図り、将来の大阪を見据えた府政を
戦略的に推進してまいります。
私の政治家としての信条は、「信念と覚悟」です。信じる道をとことん貫く。その過程では、様々な
あつれきが生じますが、それを乗り越えてこそ、新たな地平が拓けます。大阪を変えることは、日本を
変えること。その目標に向かって、ただひたすら前進してまいります。
皆様の一層のご理解とご協力をお願いしますとともに、本年が皆様にとってよりよき年となります
よう心からお祈りします。
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